STMG 講座紹介 八卦掌
paqua chang 八卦掌

八卦掌は国術(中国武術)内家拳のひとつで変幻自在な動きを得意とする武術です。 元々は中国最後の王朝清朝の皇族達の護身用や警護の為に習得されたことから護身術にも最適なものと云えます。 まず、肩幅ほどの半径の円周をゆっくりと歩くことから訓練は始まります。 慣れていくに従って複雑な動きや姿勢が増えていき最終的には八種類の動作を学ぶことになります。 その他子午鴛鴦鉞などの特殊な武器や練功法が伝承されています。 STMGの八卦掌講座では程派八卦掌の基礎から指導致します。 九星椿功や六十四路散手、挿砂功や鉄砂掌など他では稽古できない設備、訓練法も完備しています。

【開講場所、日時】
STMG橿原
木曜日 19:00PM~21:00PM
指定土曜日 18:30PM~21:00PM

堺道場(堺市立鴨谷体育館)
第4土曜日 17:30PM~21:00PM
堺道場(堺市立青少年センター)
第3土曜日 18:00PM~21:00PM

京都支部道場(京都市内体育施設)
第2、第4日曜日 14:00PM~17:00PM

大阪支部道場(大阪市内体育施設)
第3日曜日 14:00PM~17:00PM

講師:森本弘充西 剛史中辻裕一

受講料:月額8800円 その他稽古着、武器等の購入が必要です。

八卦掌の歴史

八卦掌は中国清朝の時代に董海川という人が創始したのが始まりです。 董はもともと護衛総統という役職にある宦官で羅漢拳の名手だったそうです。 「八卦拳」の名称が使われ始めたのは尹福や程廷華といった門弟が入門したころだと云われています。 董の指導の仕方は一風変わっていて、入門してきた人のそれまでのキャリア(他の武術等)をそのまま生かす形で教授したようです。例えば尹福が元々弾腿の名手だと知るとそれを捨てさせず伸ばすようにしてから自己の武術を教えたそうです。 ですからその人によってまるで形(套路)が異なるという事になったようです。 董海川の名声を聞き沢山の武術家が集まり交流したと伝えられています。特に孫禄堂という人は董の八卦拳をそれまで自分が習得した「形意拳」、「太極拳」とを併せて「内家拳」とする運動の中心になったと言われています。 「八卦掌」の名称が使われだしたのは程廷華が紫禁城の外で道場を構えてからと伝承されています。それまでの無形のような「八卦拳」を習得しやすいように形にしていったのはこの頃ではないかと推測できます。 現代ではいくつかの派に枝分かれするように伝承されています。尹福の尹派八卦拳とその門弟の宮宝田が創始した宮派八卦掌、程廷華の程派八卦掌をはじめとして世界各地で修練されています。 近年では欧州やアフリカ大陸などで特に興隆しているようです。